スタッフブログ
2024年05月13日

No.13 時津ひなみモデルハウスができるまで。まとめてみた!

いつもホームページを見て頂きましてありがとうございます。

現在公開中の「家具職人と創る家」時津ひなみモデルハウス🏠

ご見学されましたか?

見学された方も、まだ見ていない方も、ぜひ見てくださいね😊

 

少し話変わりますが、皆さん。

おそらくご存知かと思いますが、
家はどんな買い物よりも高いですよね・・・😢

理由として、

家一軒を建てるのに、関わる業者さんの数は30以上、

そして総作業人数は50人を超えるといわれています。

その中には、高所などを登って作業したり、

木材刻むための鋭利な刃物を使ったり、
大きな機械を動かしたり・・・

危険を伴う業務が沢山あります。
今の例は主に現場の職人に起こりうる例ですが、

営業スタッフや設計などに携わる方も、
神経を使う業務が多々あります。

絶対あってはいけないのですが、
言葉一つ間違えて様々な金額のミスがあったり、

寸法を間違って思ったものと違う物を造ったりすると、
信用を失う事は勿論、

手直しなどで何百万、何千万円もの損害が起こる事もあります。

一つ一つちゃんとした仕事をしなければ良い家は完成しないのです😢

材料費、たくさんの人・業者さんが関わる為、家は高額になってしまいます。

今回、このブログにて「家具職人と創る家」時津ひなみモデルハウスが完成するまでを見ていきたいと思います。

①基礎工事

基礎のコンクリートを打設する前に、まず防湿シートを隙間なく敷いています。

理由として、

地面からは常に湿気が排出しています。
湿気は万物の敵とも呼ばれます。

基礎の土台部分に湿気が溜ると、
白アリやカビなどを引き寄せてしまい木の腐食の原因になります。

まずは、地面からの湿気対策として基礎の下部分に防湿シートを敷くようにしています。

どんなに高度で素晴らしい高機能な家が造れたとしても、

基礎がダメなら、意味がありません。

②鉄筋工事

コンクリートを打ち込む前に鉄筋を
配置します。

均等に配筋✨

見えない所が大事!

少し建築のお勉強になりますが、

丈夫で頑丈な基礎コンクリート建物を作る際、

当たり前ですが、必ず鉄筋は必須になります。

コンクリートは固まると、蹴っても叩いてもビクともしない

圧力圧縮にとても強くい素材になります。

しかし、圧縮に強いだけでは地震や災害などに耐える事は出来ません。

地震が起きると横にズレたり ↔、縦にズレたり ↕、

引っ張り合う力が様々な方向で作用してきます。

コンクリートはその引っ張る力に弱い素材になるのです。

固まったコンクリートを機械などで引っ張ると、

すぐに割れたり、壊れたりします。

そこで、引っ張る力に強い鉄筋が必要になってくるのです。

圧縮・引っ張りの関係以外でも、

コンクリートと鉄筋は非常に相性が良いのです。

●コンクリートの特徴
・圧縮に強い
・引っ張りに弱い。
・熱に強い
・アルカリ性で錆びにくい

●鉄筋の特徴
・圧縮に弱い。
・引っ張りに強い
・熱に弱い。
・錆びやすい。

お互いの良い所・悪い所を補う関係になっています。

圧縮に強いコンクリート引っ張りに強い鉄筋

この2つが合わさって丈夫で頑丈な基礎コンクリート建物が完成します⭐

③コンクリート打ち込み

 

コンクリート打設後4~6日間程、コンクリートを固める為の養生期間になります。

養生期間が短すぎると勿論、構造上よくないです。

例えると、固まる前の紙粘土の上に重さ30~40tの重さがある家を乗せる事になりますので、

荷重が大きい所へ沈んでいき、家が傾きます。固まった後では取り返しがつきません!

なので、長期間且つ、適度な養生期間が必要になります。

長すぎると、いつまでも家が完成されず、基礎内部にゴミや汚れが溜まりますので、放置するのも良くないです。

先日、コンクリートを打設しました。

6~7月に打設している為、
雨対策として防水フィルムなど、雨除け対策をしている時があります。

綺麗に型枠を設置しコンクリートをしっかり固めています✨

④型枠外し

打設したコンクリートもしっかり固まり、
基礎型枠を取り外しされていました。

職人さん暑い中、ありがとうございます!

玄関の土間部分にコンクリートを打設し、基礎工事も完了です✨

⑤土台工事

基礎工事、養生期間が終われば、いよいよ土台敷工事になります。

基礎もしっかり固まり、ついに土台墨付け作業がスタートしました✨

真夏の日差しが差し込む中、職人さんが作業しています!
木材の配置確認と墨付け作業を行っている最中です🌞

一本一本、間違えないように確認しています。

 ⑥床断熱材敷き込み

土台工事も終盤です!

土台はヒノキを使用しています。

なぜヒノキかというと、一つ目に耐久性と圧に強いという事
二つ目に白アリが苦手な木材の代表でもあります✨
※上棟後に防蟻消毒を行います。

 

床下は冷気や隙間風の影響を受けやすい所です。

底冷え対策の為、床下断熱材もびっしり敷き詰めています✨

 

基礎と土台の間には、通常基礎パッキンなどを取り付けるのですが、

コシマクラフトホームでは、地震対策を兼ねて摩擦減震装置のUFO-Eを間隔を空けて施工、取付しています。

間隔を空けることにより、床下の通風(空気の入れ替え、循環)も兼ねています。

摩擦減震装置のUFO-Eは、名前の通り摩擦により実際の地震による振動を減らす仕組みになっています。

摩擦減震装置UFO-Eの詳しい情報はコチラ

UFO-Eは基本的にコシマクラフトホーム標準仕様として採用しています。

⑦上棟

土台ができれば、いよいよ骨組みを建てていきます✨

柱や梁、棟(屋根の一番上【頂部分】)を、

約1日で組み上げていきます。この日を上棟棟上げなどと言われています。

この1日で一気に家の形がはっきりわかるようになります。

朝7:00頃から段取り作業を行っています。
職人の朝は早いです🌞💦

長崎県各地で活躍する大工さんが7~10人ほど集まり、
協力して作業を行います。

同じ木材ですが、
長さや加工が一つ一つ違います。
素人では見分けがつきません。
しかしプロの職人さんは木材を見て一瞬で判断し、
どの部分の材料なのか、わかるみたいです✨
凄いです!

朝8:00~本作業開始。この時は真夏でしたので、気温は35~40℃近くありました。

黙っているだけでも具合が悪くなりそうな暑さでしたが、

黙々と作業は続きました。凄い体力です✨

職人さんは技術だけではなく、日ごろの体調管理や体力作りも大事になってきます!

午後には屋根(垂木)部分が組んでいました。スピーディで且つ、怪我無く安全に上棟が完了しました。

命がけの一日でした!

⑧屋根工事

今回モデルハウスは、
屋根は軽量且つ紫外線に強いコロニアルグラッサを使用しました。屋根部分は出来るだけ軽量な物を使用しました。

地震などが起きた際に、建物の不安定な状態を防ぎ、倒壊対策を施しています。

建物の形状・デザイン・お客様の要望によっては、ガルバニウムや瓦屋根を使用する時もあります。

⑨透湿防水シート

骨組みが完了し、雨が入らないように防湿透水シート(防水と室内の湿気を外に出す事ができるシート:タイベックシート)を巻き付けています。

高性能な外壁材を取り付けたとしても完全な防水対策にならないので、外壁の内側には防水処理が必要になります。

そして防水対策だけではなく、壁の内部には木材、断熱材などがありますので、

湿気対策の為に透湿性のある物も使わなければなりません。

その為、透湿防水シートをしっかり施工し、防水対策と湿気対策をしていく必要があります。

水は上から下へ流れていきますので、透湿防水シートは下から貼り付けしていき、上から被せるように仕上げていきます。
被せるような施工をする事で水の侵入を出来るだけ防ぎます!

細かい所ですが、重要な所です😊

⑩窓・玄関ドア

窓はYKKAPさんのエピソードNEOを標準として使用しています。

複層タイプのペアガラスで遮熱性に優れており、
断熱性と防露性を兼ね備えた物になっています!

また、窓の取付の際に気を付けていることは、
厚手の防水フィルム(写真窓下にある黒いテープのような物)を施工し、

結露による木材の腐れを出来るだけ防ぐようにしています!

時津ひなみモデルハウスでは、開閉しやすい引き戸タイプの玄関ドアを使用しました!

透湿防水シート施工後の室内です。まだ木材が剥き出しの状態です。木の匂いがダイレクトに感じます😊

子供達の遊び場になりそうなロフト空間です。

⑪室内断熱材工事

室内断熱材を隙間なく入れ込んでいます!

エアコン1台で夏は涼しく、
冬は暖かい高断熱な家づくりです😊

壁面もしっかり埋め込んでいきます✨
同時進行で電気配線工事もこの時に行っています💡

断熱材施工後は床工事。
木目柄の優しい雰囲気のフローリングです😊

⑫石膏ボード取り付け

室内の耐火性・遮音性などを高める為、
断熱材施工後は石膏ボードを貼ります。

クロス施工前の光景✨
室内の空間・広さがわかりやすくなってきました。

⑬外壁取付工事

室内工事と同時進行で外壁工事も始まります!

外壁もただ単にペタペタ貼り付けるだけではなく、
継ぎ目をずらさないようにしないといけません。
窓の部分も上手にくり抜く必要があり、
技術と経験が試されます😲

外壁完成✨

エレガントなグレーの外壁!
汚れホコリが目立ちにくく、上品でスタイリッシュな雰囲気になりました✨

庭側の外壁も綺麗に仕上がりました😊

玄関ポーチ✨
軒天(玄関ポーチ天井)部分を木目調に仕上げています。

破風部分も色塗りが終わりいよいよ足場が外れます。

⑭足場解体・外構工事

 足場解体が行われ、外観が見れるようになってきました。

周囲の景観に溶け込みやすい、グレイッシュでシンプルな平屋風モデルハウス!
室内はロフトがあるので2階建てになります。

汚れも目立ちにくいのでメンテナンスも行いやすいです✨

外構(エクステリア)工事を行っている最中です👷
駐車場を造り始めています😊

タイル工事も完成しました✨
段々と玄関ポーチらしくなってきました😊
玄関前が広々しており、贅沢な空間です!

⑮クロス工事・家具工事

室内はクロス工事前の下地処理中です✨

クロスが凸凹な仕上がりにならないように、
ボードとボード間、ねじ穴、その他隙間部分にパテを埋め込み、壁表面を平らにしています!

パテ工事が終わればいよいよクロスを貼ります✨

現場変わり、弊社工場にて時津町モデルハウスのキッチンが製作されてました✨

現地のサイズに合わせた、
オリジナル家具になります!

クロス工事完了し、家具取付工事開始です!

階段取付作業を行っています!
本来なら木工事事最中に行いますが

今回はストリップ階段を取り入れたので、
家具取付と一緒に作業を行いました!

スタイリッシュに仕上がっています✨

クロス工事終ると雰囲気も徐々に明るくなってきますね!
この時に照明取付も行っています💡
造作家具取付作業が終了すると、
いよいよ終盤になりますので、床の養生シートを外していきます。

⑯美装・飾りつけ作業

床の養生が剥がれ、フローリングが姿を現しました!

LDKにあるニッチです✨

キッチンはオールステンレス製です!
清潔感のあるスタイリッシュなデザインとなっています✨

キッチン水廻りの配管関連の最終確認😊

⭐造作洗面台⭐
壁の幅に合わせてピッタリ取付しました!

トイレ内の収納です!

ロフト部分!日中は電気がなくてもとても明るいです😊

最後にテーブル・イス・ソファなどの
置き家具を置いていきます!

すべての工事が完了したモデルハウスの写真を見たい方は、

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